笠原建設は、地すべりが多発していた糸魚川地域において、安心して豊かに暮らせる地域づくりへの貢献を目指して1913(大正2)年に土木事業の会社としてスタートしました。

その後、学校や体育館などの公共施設、店舗や商業施設などの民間施設の建築事業にも進出。2010年頃からは持続可能な社会づくりに力を入れ、メガソーラーによる再生可能エネルギーの生産、建設現場から発生する資源のリサイクル事業などに取り組んでいます。

また、冬季の除雪や災害時の初動対応・復旧工事といった地域のインフラ整備にも尽力。「土木」「建築」「環境」「地域」の事業4本柱で、地域の安全と快適を支えています。

職種と仕事内容

高い技術と豊富な知識で
ゼロから完成まで
現場をまとめ上げる

技術職[管理・監督]

道路、河川、橋、公共施設、商業施設、一般住宅などさまざまなものをつくる上で必要な管理業務全般を担います。具体的には施工計画の作成や品質の維持管理、人員の管理、スケジュール管理などです。

多くの協力業者や職人と連携をとりながら仕事を進めるため、積極的にコミュニケーションを取る姿勢や臨機応変な対応力が求められます。

磨き上げられた
質の高い仕事で
地域を支える

技能職[施工]

土木や建築の現場で、技術者の指示のもと実際の施工にあたります。扱う道具や工事車両も多岐に渡ります。

建設業界では、技術職(管理・監督)と技能職(施工)が別々の会社に所属していることが少なくありません。しかし笠原建設はどちらの機能も自社で備えています。自己完結力を有することにより、迅速かつ質の高い工事を可能にしています。

さまざまな人と関わり
お客様の想いと
現場をつなぐ

営業

営業部は、公共や民間の法人問わず、ご依頼内容のヒアリングや見積業務、入札のための積算、社内の設計担当者や技術者との打ち合わせをします。

お客様の想いを一番近くで聞き、形にするためにさまざまな業務を担います。

会社のあらゆる
財産を管理し
組織を根幹から支える

管理

管理部では、総務や経理などの一般事務に加え、人材採用の業務を担います。

また、建設業には欠かすことのできない安全管理に関連する業務を担当。会社の根幹を支える重要な部署です。

笠原建設の仕事

01能生インター線拡幅プロジェクト

地元糸魚川の幹線道路の渋滞を緩和するための道路拡幅プロジェクト。慢性的な渋滞が地域住民を悩ませていることに加え、災害時や大雪時の除雪対応にも不安のある道路でした。

日頃から交通量が多いこの道路。工事によってさらなる渋滞を引き起こさないように、車道の規制をかけずに施工する計画を立てました。そのため工事の囲いを最小限にとどめ、限られたスペースで施工。安全のため開口部をなるべく作らず、あってもその日のうちに埋めるようにして少しずつ作業を進めました。

5年間にわたる大がかりなプロジェクトでしたが、工事は無事に完遂。渋滞緩和にもつながっています。

02葛葉法面山腹工

新潟県と長野県の県境にある葛葉峠の山腹を整備し、姫川流域への土砂流出を防ぐための工事を行いました。現場は、高さ100mを超える葛葉峠と、対岸の真名板山に囲まれた難所。年に数回は小規模な斜面崩壊を繰り返し、工事前には対岸で大規模な土砂崩れも発生していました。

近年、笠原建設ではDXを推進。ICT技術は現場作業や施工管理に欠かせないものとなっています。しかし当現場は電波の届かないエリアだったため、まずは通信環境を整備する必要がありました。通信環境が確保され、関係者同士がいつでも連絡が取り合えるようになったことで作業効率が向上。精神的な不安も軽減されました。現場に定点カメラを設置し、遠隔での確認作業も可能になりました。

また、当現場にはベトナム、ネパール、ベナン共和国の3か国15名の外国人技能実習生が入場。プロジェクトの目的や安全意識を共有する必要がありました。そこで教育用の資料として、現場の特性やルール、各作業工程における安全ポイントをまとめた動画を作成。3か国語のテロップも付けました。動画の効果もあってか、現場では全従事者が活発にコミュニケーションをとる様子が見られました。

現場は山間地のため、早い時期の降雪が予想されました。そこで工程短縮に向けてICTを活用。作業時間を見直し、作業用機械も改善しました。外国人技能実習生との連携も功を奏し、降雪前に無事故で工事を完了。慰労会では外国人技能実習生の酒の強さに驚かされる一幕もありました。

03境橋仮橋掛替

国道にかかる橋の老朽化に伴う架け替えのプロジェクトの一環で、迂回路の建設工事を行いました。関連事業の影響により、本工事は予定より遅れてのスタート。河川内の工事は季節によって施工可能期間が限られますが、当社の技能職が迅速に作業を進めた結果、遅れを取り戻すことができました。

長さ約12mの杭を打つ工事では、地中に多くの転石(川の流れなどで元の位置から運ばれた岩など)があることが判明。従来工法では杭が全く入らず、急きょ工法を変更することになりました。また、国道が近いため、通行車両などに粉塵が飛散しないよう配慮しながら作業を進めました。

この工事ではBIM/CIM(※)を活用したことも大きなポイントです。発注者や協力業者、地域住民の方と打合せをする際にイメージを共有しやすく、工事の品質や安全性の向上にもつながりました。

※BIM/CIM…BIMは「Building Information Modeling」、CIMは「Construction Information Modeling」の略。計画、調査、設計、施工、維持管理において3Dモデルを使用することで関係者間の情報共有を図り、一連の建設生産・管理システムの効率化や高度化を目的とするワークフローのこと。

橋台躯体工を対象にBIM/CIMモデルを活用。
鉄筋の干渉チェックを行いました。
BIM/CIMモデルを活用し、施工手順を可視化
するため4次元モデルを作成しました。
仮設ヤードにおいてBIM/CIMモデルを活用。
クレーンの旋回範囲を踏まえた資機材の配置計画を立てました。

迅速な災害対応で
地域に貢献

笠原建設の仕事の一つに「災害復旧支援事業」があります。国や県と協定を結び、地域が被災した際にはすぐに出動し対応しています。

地震や火災、豪雨や土砂災害など大小さまざまな災害や近年増加している自然災害に対応。もちろん安全には十分に配慮した上で業務にあたっています。

発災直後の活動から、その後の復旧工事も行います。私たちが建設業で培った技術や機動力は、災害時にも人々の安全確保や地域の復興に役立てることができます。

災害が起きたらすぐ対応できるように、
機材センター内の倉庫の入口近くに災害時に必要なセットを常備しています。

研修制度

未経験者も安心してキャリアをスタートできる研修制度が充実。
オリジナルの動画教材「笠原塾」をはじめとする各種研修で学び、現場で実践。
学び続けることで仕事はどんどん楽しくなります。

笠原塾

笠原建設に集う社員に、成長し続ける志を大切にしてほしい。「笠原塾」は、そんな想いから生まれました。ネット環境があればいつでも学べるeラーニングで、パソコンやスマホで気軽に視聴できます。

会社の理念から業務のやり方まで、さまざまなカリキュラムを用意。新人や若手は学び、中堅以上は教材を作成することで、業務を振り返りながら後輩の成長をサポートします。

新人社員研修

入社時に3日程の新入社員研修を行います。内容は「笠原建設の経営理念を知る・考える」「社会人の心構えやマナー」など、基礎から学ぶことができます。また、複数人でチームを組み、ケーススタディ形式のディスカッションを実施。

互いにコミュニケーションを取りながらディスカッションすることで、これから一緒に働く仲間を知ることができます。

新入社員研修【技能職】

技能職の場合は、入社約1カ月後から研修に参加していただきます。約1カ月間の長期研修で、現場の安全について学んだり、技能系の資格を取得したりする実践的な内容です。現場で必要とされる知識や技術を、基礎からしっかりと身に付けます。

フォローアップ研修、階層別研修など

入社半年後や1年後、その後もキャリアに合わせて社内研修を開催。社外の各種研修会にも積極的に参加しています。

新しい技術や情報を常に取り入れ、社員がアップデートできる環境を整えています。

地域を支え、
あなたが輝くフィールドがここに。

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